【初心者向け】メタバース広告とは?メリットや課題、提供している企業を紹介します

メタバースとは、インターネット上で現実のように繰り広げられる仮想空間のことです。3D空間に掲載するメタバース広告は、従来の広告とは異なり、また新たな特徴を持つことから注目されています。

この記事では、メタバース広告を活用するメリットや課題について解説します。メタバース広告を提供している企業も取り上げていますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

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    メタバース広告とは

    メタバース広告とは、簡潔にいえばメタバース上に載せられる広告のことです。

    そもそもメタバースとは、インターネット上で現実のように繰り広げられる仮想空間のことです。

    ユーザーは自分自身の分身であるアバターを操作して、他のユーザーと交流したり、敵を倒したり、アイテムを集めたりして、別世界での生活を満喫することができます。

    メジャーなメタバースの例だと、どうぶつの森、マインクラフトなどが挙げられます。

    これまでに広告といえば、モバイルアプリやGoogleでのバナー広告などがありますが、そこに新たにメタバース広告が並びます。メタバース広告の主な特徴は3Dであり、バーチャルスペースの中において持続性が保たれるので、ユーザー側の目に留まる時間が長いです。

    なお、メタバースの概要については次のページにて解説しています。

    メタバースとは | 仮想世界が実現?ブロックチェーンとの関係も解説

     

    メタバース広告に活用する2つのメリット

    1.ストーリー性の強い広告を打ち出せる

    メタバース広告では、単純なポップアップ広告や動画広告とは違い、没入感を表現することができます。

    広告の世界観に魅力を感じてもらえれば、ユーザーの購買意欲を高めることに繋がり、自社の売上アップに繋がります。

     

    2.広告領域の参入障壁が低い

    VR領域でのデジタル広告のプログラミング規格をメタバースにも適用すれば顧客データに基づいたターゲット広告のメカニズムがすでに存在する状態でメタバース広告を出稿できるため、広告領域の参入障壁が低いといえるでしょう。

     

    メタバース広告の3つの具体例

    1.メタバース上のショップで商品をPRする

    1つ目は、メタバース内の「不動産」をデジタル広告の掲示スポットと捉え、そこにユーザーごとにカスタマイズされた広告を表示させるという方法です。

    例えば、メタバース内の共有ワークスペースで作業している最中に、アバターの視線を左右に振ると自分のお気に入りのファッションやアクセサリーの広告が表示されているというイメージです。

    スマホアプリなどに差し込まれるカスタマイズ広告と同様の仕組みのため、デザインや挿入に技術的な参入障壁が少なく、特別な技術も必要ないため、出稿しやすいというメリットがあります。

     

    2.メタバース上の広告スペースに広告を表示する

    2つ目は、メタバース上に自社のショップを開き、商品・サービス体験などを通してPRする方法です。

    ユーザーはメタバース内でブランドの世界観を体感し、消費者行動の検討から購入までの一連の流れをメタバース上で全て完結させることができます。

     

    3.インフルエンサーを使って商品をPRする

    3つ目は、メタバース上でインフルエンサーが商品をPRするという方法です。

    メタバースの広告領域において、AI搭載がされた3D人型ロボット「デジタルヒューマン」の需要が増すと想定されています。

    これまでの企業は、現実世界において、特定の芸能人やインフルエンサーを起用し、広告活動を行うことが基本でした。

    デジタルヒューマンは広告主の意向に沿う形で設計され、AIによる自動学習で全て思うように制作することができます。

    将来的には、これまでのインフルエンサーマーケティングで蓄積したデータに基づいて、ブランド独自のデジタルヒューマンを制作し、活動させる可能性が高いでしょう。

     

    メタバース広告における2つの課題

    1.広告過剰状態がマイナスの影響を与えるリスクがある

    すでにWeb上ではあらゆる広告が大量に表示されるため、ユーザーの使いやすさや満足度に悪影響を及ぼしていることが問題視される傾向にあります。

    メタバース内では、その傾向が強いと予測され、広告過剰状態がユーザーにマイナスの影響を与えるリスクが高いかもしれません。

     

    2.広告が暴走しやすい懸念がある

    メタバースは特徴上、広告が暴走しやすい懸念があります。

    そのため、必要以上にユーザーの個人データが流出してしまったり、悪質ユーザーに抜き取られた個人情報を悪用されてしまうなどさまざまなリスクがあります。

    企業がメタバース内でのユーザー情報をトラッキングする場合は、その通知を義務付けたり、収集したデータの利用方法や保存期間などへの法規制が必要になるでしょう。

     

    メタバース広告を提供している企業

    The360合同会社

    The360合同会社は、360度コンテンツを制作し、VRによるライブ配信を提供している企業です。 

    メタバース空間を提供する株式会社ガイアリンクと提携し、世界初のメタバース内360度VR広告が実現されました。従来では体験出来ないことが体験することができます。 

    メタバース内に360度VRコンテンツを設置することによって、ユーザーとなるアバターを自由に操作することが出来、複数人でも空間を楽しむことが可能です。 

    また、メタバース内で展示を行う企業が、360度VRコンテンツを活用しながらプレゼンテーションを行うことも出来ます。 

     

    博報堂DYメディアパートナーズ

    博報堂DYホールディングスは、国内において広告業界第2位の広告代理店です。 

    博報堂が創り上げる広告の大きな特徴は、テレビCMとデジタル広告が融合されて分析されることです。 テレビCMからの分析が導入されれば生活者データを用いて消費者目線においても視聴者データが分析されます。デジタル広告からの分析もプラスされれば、パソコンやスマートフォンに表示される広告の表示数をもとに分析されるので、非常に効果的です。 そこに、メタバース広告も参入されると、ますます広告の市場拡大も期待できます。

     

    arrova

    arrovaは、現実と仮想世界を融合されたXR(クロスリアリティ)、メタバースジャンルにおけるメディアビジネスデザイン事業を行っている企業です。

    バーチャル空間を生かした新しい広告展開やXRの技術を大いに活用した、新しいメディアの構築を提供しているので、ユーザー同士のコミュニティ空間が生まれやすく、バーチャルでしか出会えないユーザーとも出会える可能性が高まります。 

    すでに、大手ゲーム会社やIPホルダーとタッグを組み、ゲーム内で広告を打ち出したり 『バーチャル渋谷』『バーチャル六本木』というメタバース内での広告が展開されているため、家から一歩も出なくても街に遊びに行った感覚が味わえます。 メタバース内にて、より現実味のある空間を求めるのなら、arrovaが最適です。

     

    まとめ

    今回は、メタバースに興味・関心がある方やメタバースと広告事業の関連性について気になる方に向けて、メタバースと広告の関連性について解説しました。

    メタバース内で広告を出稿すれば、自社の大幅な売上向上に繋がることは間違いありません。しかし、同時に様々なリスクもあるので慎重に判断しましょう。

    まだメタバース広告を実施していない企業様は、自社の可能性を広げると言う観点から、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

    次のページでは、メタバース開発に強いシステム開発会社を10選紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

    メタバース開発に強いシステム開発会社10選!依頼する会社の選び方も紹介

     

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