SNSメタバースが新たなコミュニケーションを生み出す!事例から見える未来

SNSメタバースとは、アバター操作によってインターネット上に創られた仮想空間内を移動したり、他のアバターとやりとりできたりするサービスです。TwitterやFacebookなどといった従来のSNSと違い現実世界に近い感覚で交流できるため、新しいコミュニケーションの場として近年注目を浴びるようになりました。当記事では、SNSメタバースの未来について紹介します。

 

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    メタバースは3つの種類に分かれる

    メタバースの種類は活用目的に応じて大きく次の3種類に分かれます。

    • リモート協業支援メタバース
    • デジタル資産取引メタバース
    • 社会関係形成メタバース

    「リモート協業支援メタバース」とは、現実を仮想化するリモートコミュニケーションのことです。メタバースをリモートワークとして活用します。「デジタル資産取引メタバース」とは、仮想世界において仮想商品・建物などの取引を行うものです。メタバースを活用したゲームなどがこれらに該当します。

    「社会関係形成メタバース」とは、社会関係の形成や遊びなどを通じた余暇過活動などを行う種類です。SNSメタバースがこれに該当し、現実世界では起きないようなコミュニケーションを生み出すことが可能です。

     

    拡大が続く「SNSメタバース」の可能性

    SNSメタバースであれば、空間や時間に制約されない新たな世界を創造、探索しながら経済や文化活動といった経験ができます。そのため、現実世界では体験できない楽しさやひらめきを発見できるでしょう。

    また、空間や時間の制限がないということは障害や病気を抱える人や様々な事情で時間や場所に制限があり現実社会の活動が困難な人も問題なく過ごせます。SNSメタバースの活用が進めば、障害者が健常者と平等に暮らせる優しい世界を創ることも可能です。

     

    SNSメタバースの事例7選

    NFTにおける3つの課題

    SNSメタバースの事例としては次の7つが挙げられます。

    • BUD
    • MetaJuice
    • パラレル
    • demmpa
    • cluster
    • Brookhaven
    • Roblox

    ここでは、それぞれの詳しい内容について解説します。

     

    1.BUD

    「BUD」はユーザー生成コンテンツ(UGC)を中心とした次世代型のソーシャルメディアプラットフォームです。ノーコードツールの使用によって誰でも簡単に3Dインタラクティブコンテンツを作成できます。

    対象ユーザーは2000年代以降に生まれた世界中の若者(Z世代)で、若い世代中心に新しい交流の場として爆発的に普及しつつあります。また、BUDの運営企業はZ世代が取り入れやすい注目トレンドやファッション、創造性といった表現方法を用いて未来側のソーシャルプラットフォームの枠組みを拡大し続けているそうです。

    参考:Z世代が夢中!次世代メタバースSNS「BUD」が資金調達、3D世界を簡単に創る | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

     

    2.MetaJuice

    2004年から3Dアバターを活用したSNSサービス「IMVU」を展開するTogether Labsは2022年1月にブロックチェーン子会社である「MetaJuice」を立ち上げました。「MetaJuice」とは、ブロックチェーン経済圏を構築することで、メタバース内で利用できるブロックチェーンを活用した資産構築できるサービスです。

    2020年にTogether Labsがローンチした独自通貨・VCOREトークンだけでなく、新しいメタトークンとして「VCORE」の発行を計画しており、2022年後半のローンチを目指しています。アメリカやカナダ以外のエリアが対象で、Together Labのメタバース経済圏での利用が可能です。

    参考:SNS型メタバース「MetaJuice」とは|主な特徴を解説

     

    3.パラレル

    「パラレル」はZ世代のたまり場として注目を集めているSNSメタバースです。音声通話アプリとして友達や家族とオンライン上でたまり場を作り、会話を行えます。

    また、常時接続して会話しながら、動画などのコンテンツ視聴、トランプ・ダーツなどのゲームを一緒に楽しむことも可能です。新型コロナウイルスの流行による自粛でリアルに会えない状況が追い風となったことで、口コミを中心に爆発的に利用者が増えたそうです。2019年8月からたった1年半で登録者数は100万人を超えています。

    参考:パラレル株式会社

     

    4.demmpa

    「demmpa」は株式会社demmpaが運営しているメタバースSNSです。元々はキュレーションSNSでしたが、メタバース領域のSNSとしてアップデートし、リリースされました。

    demmpaはdemmpaネームと独自アイコンを設定して過ごせるのが特徴で、従来のSNSと違って肩書や影響力を問わないため、気楽に楽しめたり、新しい発見ができたりします。そのため、TwitterやTikTok、Instagramなど従来のSNSが苦手という方は、別人としてdemmpaを活用しても面白いでしょう。

    参考:demmpa

     

    5.cluster

    「cluster」はインターネット上に存在する仮想空間上でアバターを介してコミュニケーションを取れるメタバースSNSです。バーチャル空間アプリである「REALITY」を利用したことがある場合、REALITYのアバターをそのままclusterに持ってくることもできます。

    仮想空間である「ワールド」は増え続けているため、ワールドを移動して色んな人とやりとりできる他、イベントの開催や会議での使用も可能です。利用者はほとんどが日本人で、案内なども日本語になっているため、問題なく利用できるでしょう。

    参考:Cluster.

     

    6.Brookhaven

    「Brookhaven」は後述する「Roblox」の中でもユーザー訪問数が最も多いSNSメタバースです。同じ趣味を持つ人々が仮想上で生活できる場所で、アバターを介して豪華な家に住んだり、車やオートバイ、自転車などを運転したりしながら街を探索が可能です。

    現実世界と同じくスーパーマーケットや病院、警察などの施設が設置されている他、街の探索も単独または仲が良い人と一緒に行えます。

    参考:Brookhaven on Steam

     

    7.Roblox

    「Roblox」はアメリカのメーカー・Roblox社が運営しているオンラインゲーミングプラットフォームです。メタバース界におけるゲーム版YouTubeとしてZ世代を熱狂させており、仮想空間で出会える新たなたまり場として注目を集めています。

    元々は2004年のβサービス「DynaBlocks」で、2005年にRobloxへ名称変更され、2006年にリリースされました。RobloxはパソコンやiOS、Android、Xbox Oneに対応しており、アクティブユーザーは2021年11月時点で約4,940万人となっています。

    参考:Roblox

     

    SNSメタバースの活用が新たな世界を創る

    メタバースのうち、社会関係形成メタバースは現実世界では起きないようなコミュニケーションを生み出せるといわれています。SNSメタバースはその筆頭で空間や時間の制限がない新たな世界を創造することが可能です。

    そのため、活用が進めば、現実世界では体験できない楽しさやひらめきを発見できる、障害者が不自由することなく健常者と平等に暮らせるといった新しい世界・社会を構築していけるでしょう。

    次のページでは、メタバース開発に強いシステム開発会社を10選にして紹介しています。依頼する会社の選び方も解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

    メタバース開発に強いシステム開発会社10選!依頼する会社の選び方も紹介

     

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