【初心者向け】 NFT Studioとは?特徴や使い方、参入する企業やクリエイターを紹介します
NFT Studioとは?
近年、マーケットプレイスにはさまざまなものがありますが、MakersPlace(メイカープレイス)は招待制マーケットとして人気を集めています。招待制のマーケットは、審査に通っていない人はアーティストとして参加ができないため、出品される作品のクオリティが高いだけでなく、出品者も登録アーティストとして高い評価を受けることができます。このことから、MakersPlaceは誰でも取引できるオープンマーケットと比べても、ハイレベルなマーケットであるといわれています。ここでの作品の買い方や使い方、さらに特徴を詳しく説明していくので参考にしてください。
目次
引用:MakersPlace
これまで招待が必要なマーケットプレイスといえばFoundationが代表的な存在でした。しかし、2022年5月には、Foundationが招待制を廃止し誰でも参加できるようになりました。中には招待制のままがよかったと考えるアーティストも多く、それに伴って招待制であるMakersPlaceの人気が高まっています。
従来のFoundationも採用していた招待制ですが、MakersPlaceとは大きな違いがありました。それは、Foundationはほかのアーティストから招待されれば誰でも出品できたのですが、MakersPlaceは運営の審査に通る必要があります。
そのため、かつてのFoundationのように知り合いから招待をしてもらえばよいというわけにもいかず、招待を受けるためには純粋に作品のクオリティが求められるのです。MakersPlaceに出品後、作品が転売された場合でも、作者はその手数料を受け取ることができます。
また、購入者はイーサリアムだけでなくクレジットカードも利用可能なので、仮想通貨を利用したくない方にもおすすめです。なお、次のページでは、国内NFTマーケットプレスを一覧にしてわかりやすくまとめています。
【2022年9月版】国内NFTマーケットプレス一覧(40種類)をわかりやすくまとめました!
MakersPlaceには次のような特徴があります。
MakersPlaceの大きな特徴として、セレブリティ達が出資しているケースが多いことが挙げられます。アート界のビッグプレイヤーであるサブリナハーンをはじめ、音楽やスポーツ分野におけるセレブリティが出資しています。そのため、注目度が高いNFTが豊富にそろっているのです。
MakersPlaceはコレクターズアイテムとしての販売も好調です。2019年に設立されたマーケットプレイスですが、2021年(8月時点)でコレクター数は設立時の10倍以上となり、取引額は1億ドルを超えています。
MakersPlaceで作品を購入するためにはアカウントが必要です。まずはMakersPlaceの公式ページを開いてみましょう。右上の「Sign Up」をクリックしてください。
Sign Upを開くと、次のようなコレクター向けのログインページが表示されます。
名前はフルネームで入力し、メールアドレスとパスワードを設定してください。運営からの連絡はメールでくるため、よく使うメールアドレスで設定しましょう。そのほかにも、Googleやfacebookアカウントでのログインも可能です。
アカウントを設定すると次のような画面となります。自動的に署名のリクエストをしてくるので、承認をしましょう。
画像引用:dApps market
この時点でアカウント作成完了となります。作品を購入する場合はこのあとウォレットと接続するようにしましょう。ウォレットは自動的に起動してくるので、署名ボタンをクリックすることで接続は完了します。
画像引用:dApps market
右上のリストから「Settings(設定)」を選び、ウォレットアドレスが表示されているか確認してください。
画像引用:dApps market
ウォレットアドレスとは、仮想通貨を管理するためのお財布のいわば口座番号のことをいいます。NFTを仮想通貨で購入する場合は、前もってウォレットアカウントを持っておくことが必要です。
MakersPlaceではクレジットカードとイーサリアムによるNFTの購入が可能です。イーサリアムで購入する場合は、このあとにMetaMaskとの接続が必要になります。
なお、MetaMaskの使い方や連携サービスについては次のページで詳しく解説しています。
【最新版!!】MetaMask(メタマスク)とは?使い方や連携サービスを徹底解説します!
MakersPlaceには次のようなマーケットの種類が挙げられます。
それでは、それぞれのマーケットについて説明していきます。それぞれのマーケットでは、検索できるNFTが異なるので、自分のニーズにあったものを選ぶようにしましょう。
高いクオリティーの作品やリリース予定のNFTが多く並んでいることから、平均価格が高いのが特徴です。新作のNFTを購入する予定ならばDROPSで探すとよいでしょう。
Activityは新しく登場したアーティストなど、何らかの新しい動きがあったNFTが並べられています。そのため、一般的にNFTを探す場合はDiscoverやDROPSを使うことが多いでしょう。
一般的なNFTをMakersPlaceで探す場合はDiscoverを確認しましょう。検索をしやすく、価格や人気順で並び替えをすることも可能です。しかし、作品を見てもらうことに特化しているため、検索機能はやや使いにくい面があります。
購入する方法は簡単で、次の3つの方法で好きなNFTを検索します。
それぞれに検索できるNFTの特徴が異なります。詳しく説明していくので、自分のニーズに合った方法で検索するようにしましょう。
購入を希望するNFTをクリックすると、次のように購入可能な商品に関しては購入価格とPurchaseボタンが表示されます。
下記の表示はクレジットカードでの購入のケースであり、イーサリアムで購入する場合はイーサリアム価格で表示されます。
「Purchase」をクリックすると、クレジットカード番号や名前などを入力する画面に自動的に変わります。
次のように「Purchase」以外の表示がされている場合は、すぐには購入できないNFTなのでご注意ください。
「Make a Offer」と書かれている場合は価格を提示しオファーをする買い方となります。この場合、販売者と価格面で条件が合えば購入が可能です。
下記の画像のようにイーサリアム価格が表示されていない場合は、クレジットカードのみの購入となります。
イーサリアムで購入する場合でも、希望する作品を選んだ時点でMetaMaskが自動的に起動し、支払い画面が表示されるため、手続きは簡単です。
またこの画像の場合は、「Purchase」と「Make an Offer」の両方が表示されているため、すぐに購入することもオファーを提示することも可能です。
オファーをする場合は、希望する金額を入力して購入する場合と同じように手続きをします。最終的に販売者が承認したら購入可能です。
「Make a offer」をクリックすると次のような画面となります。クレジットカードもしくはイーサリアムで価格を入力しオファーをします。
あとは販売者の承認を待つだけです。承認を受けると、通常の購入手続きをして購入することが可能です。
MakersPlaceにおける販売方法を説明します。
MakersPlaceにおける売却方法は、自分のNFT作品を売る場合と、ほかのクリエイターから購入したNFTを売る場合の2種類あります。MakersPlaceは審査制でありNFTのクオリティが高いことから、高額になる場合もあります。
画像引用:dApps market
まず、settingにある「On sale」を選び、「Set Price」をクリックして販売価格を設定します。
画像引用:dApps market
NFTを転売する場合は、アートワークを譲渡する権利をスマートコントラクトに付与する必要があります。これには承認を受ける必要があるため、申請を行います。なお転売するときにはガス代が必要で、このガス代は常に変動するため、タイミングをよくみて取引をするようにしましょう。
MakersPlaceにおけるクリエイター登録の手順を説明していきます。まずはMakersPlaceの公式ページで、右上に表示されている「Sign Up」をクリックしましょう。
「Sign Up」をクリックすると次のような画面になります。
上の画面はコレクターアカウントを登録するためのページです。まずコレクターとして登録する方法もありますが、ここでは「Sign up as a Creator」をクリックして、クリエイターアカウントを作る方法で説明をしていきます。
次の画面で真ん中あたりに表示されている「Apply Now」をクリックします。
「Apply Now」をクリックすると名前を入力する画面になります。名前はローマ字で入力しましょう。入力が終わったらOKをクリックしてください。
次にEmailアドレスを入力していきます。運営とやりとりするときはEメールで行うので、使いやすいアドレスにしましょう。
ここで、すでにMakersPlaceアカウントを持っているかどうかを聞いてきます。これはクリエイターアカウントではなく、購入するためのアカウントです。
「MakersPlaceで販売予定のGoogle DriveやDroboxの共有リンクをシェアしませんか」と聞いてきます。
NFTプラットフォームを売却もしくは販売中であれば、リンクを入力しましょう。
もっともよく利用するSNSなどのソーシャルメディアのリンクを聞いています。
ここまでに説明できなかったことがあれば、500ワード以内で説明してくださいとあります。クリエイターとしてアピールするべきことがあれば、書いておくようにしましょう。受賞歴などの実績があれば絶対に書くべきです。
MakersPlaceは審査制のマーケットプレイスです。ここで入力した内容は審査対象となるので、すべての項目を丁寧に入力するようにしましょう。
販売歴がなかったり、表示がなかったりすると審査に通らない可能性があります。アーティストとしてアピールできることは、できるだけ入力することをおすすめします。
送信完了メールはもともと届かない仕様なので、送信メールがこなくても送信ミスということではありません。
審査の結果は登録をしたメールアドレスに届きます。下の画像はまだ審査中であることを知らせるものです。審査完了までは1週間~3週間くらいかかります。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾
審査が通ったら、運営から次のようなメールが届きます。メールの内容は「審査に合格したからアカウントセットアップをしてください」といったものです。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾
すでにコレクターアカウントを持っている場合は、運営がクリエイターアカウントとしてアップグレードしてくれます。もし、コレクターアカウントをまだ作っていない場合は運営から招待アカウントが届くので、そこでアカウント作成をします。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾」
新規でのアカウント作成、またはログインをする場合はアカウント作成が必要です。クリエイター審査に合格している場合は、アカウントセットアップ進捗ステータスが表示されています。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾
進める場合は、「Continue」をクリックしてセットアップしていきます。まだこの時点ではストアアカウントの設定が完了していません。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾」
はじめのNFTを作成していきます。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾」
SNSと紐づけることによるアカウント認証が必要です。次のような表示になったら、最後に「Submit for Final Review」をクリックしましょう。
画像引用:「アートで稼ぐ」NFTアート塾
これでクリエイターとしての登録が完了となります。
MakersPlaceの買い方や使い方に関してよくある質問をまとめました。MakersPlaceでの取引をお考えの場合はぜひ参考にしてください。
MakersPlaceは審査制(招待制)のマーケットプレイスであることから、出品する場合は必ず審査に通る必要があります。foundationは現在はオープンマーケットになりましたが、かつては招待制であり、アーティストの招待があれば簡単に出品することができました。
しかしMakersPlaceは運営側による審査が必要であるため、それだけ作品に高いクオリティが求められます。MakersPlaceに出品する場合は、これまでの実績や作品に関して詳しく説明しなければ、審査に落ちる可能性があります。
MakersPlaceで作品を購入するだけなら、審査は不要です。そのため、購入するためのアカウントとクリエイターとして作品を出品するためのアカウントはそれぞれ異なります。
MakersPlaceにおいて取引をする場合は、トランザクションが発生するため、取引ごとにガス代が必要になります。ガス代はその都度変化していくため、購入時に必要な金額を必ず確認するようにしましょう。
購入金額にガス代を加えた金額をウォレットに資金を入れておくことが重要です。
MakersPlaceはOpen Seaやmiimeでも売買することができます。それぞれのマーケットプレイスにて作品を探してみましょう。
MakersPlaceは運営の審査に通らないと出品できないマーケットプレイスです。そのため、アーティストやNFT作品のクオリティが高く、安心して購入することが可能です。
また、MakersPlaceに出品された作品は評価が高いことから、ここで購入したNFTは今後高く売却できる可能性もあります。MakersPlaceは仮想通貨(イーサリアム)での購入以外にクレジットカードでも取引可能です。
そのため、仮想通貨を利用したくない方やガス代が気になる方にもおすすめのマーケットプレイスです。