分散システム
ビザンチン将軍問題とは、中央に管理者を設置しないネットワーク上での合意形成問題を意味します。計算機科学分野において顕著な業績を上げた人物を称える「チューリング賞」を受賞した「レスリー・ランポート博士」らが考案しました。
ビザンチン将軍問題という名称は、ヨーロッパに実在した将軍の名前が由来となっており、将軍達がそれぞれ離れた場所にいながらも「撤退」と「攻撃」のいずれかを合意しなければならない状况になぞらえ、ビザンチン将軍問題と名付けられています。
具体的には、管理者が中央にいない状態で合意形成を図る際、悪意を持つ者が含まれていると適切な合意形成がなされないことを表しています。